豊島先生の作曲セミナー
「ここが違う!プロとアマの楽曲制作」レポート!!

「最大限いいものを作りたい!!」
皆さん、こんにちは!
WOODの作曲・DTM科講師の立川です。
来たる2019年12月12日(木)と2020年1月12日(日)の両日において
豊島先生の作曲セミナー
「ここが違う!プロとアマの楽曲制作」を開催しました。

大好評の2日間で、追加日程を設けたにもかかわらず、
ご希望の方全員をお招きできませんでした。
(参加できなかった皆様ごめんなさい)
そこで、当日ご参加できなった方のために、
このセミナーでどんな内容が話されたかを一部ではありますがまとめてみました。
(文才無くてゴメンね(´•ω•`))
今後の作曲活動の参考に少しでもなれば幸いです!

まず、セミナー冒頭では豊島先生の音楽Historyとその当時に使っていた機材などを紹介してもらいました!!

豊島先生が過去に使用されてきた機材について
高校時代の代表機材は
YAMAHA DX9(シンセサイザー) (https://youtu.be/Z2M3z_K_RI8
KORG SQD-1(MIDIシーケンサー)(https://youtu.be/EKRnFamgNwk)  
etc…

私もDX欲しかったなぁ~!って当時憧れていました。
(いつもスタジオでDXで遊んでたのぉ・・・ピッチ感もめちゃくちゃな音ばかり作り、
昔のバンドメンバーに迷惑ばかりかけてました( ・∇・))

こちらの機材は値段が高く、当時は中々簡単に買える代物じゃなかったんですよね。

でも、豊島先生は高校時代から機材にどんどん投資していたそうで、音楽に対する志が違うんですよね!

「男の60回ローン!」を使ったとおっしゃっていました!
男や~~~!!さすが!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

この時代は丁度80'sサウンドの黎明期で、 ハワード・ジョーンズ(一人ライヴ!)
what is Love (https://youtu.be/3UOWcZQN1k8)

このアーティストに豊島先生は深く影響を受けたとのことです。
この他にもデュラン・デュラン、カルチャークラブ等
ニューウェーブサウンドがブームで、まさに打ち込みサウンドが最先端の時代でした。

私は生で本人を見たことはないのですが、、ライブ映像みてびっくり!( ゚д゚)
全部1人で演奏するって凄すぎて驚愕しました!!((((;゚Д゚)))))))
youtubeのリンクを貼っておいたのでよかったら見てね☆

 

大学時代に使用されていた代表機材は
Roland MC-500(MIDIシーケンサー)(https://youtu.be/4B48Q4kU5zs
KORG POLY-6(シンセサイザー)etc…

この頃からバンドサウンドに打ち込みを同期させるという手法が少しずつ出てきました。

今では当たり前ですが、当時はいろんな機材を導入したり、
本番で打ち込みと生演奏がずれて「OH~!No~!!!( ;∀;)」
なんてことがありました。豊島先生はどうなんだろ。


大学卒業後、バンドでデビューを目指し上京するも
メンバーの個人的な理由であえなく解散してしまいます。

しかし、その2年後に
「ハイパーソニックという音楽制作会社(DJ HONDAやJohn Robinsonなどが在籍)で打ち込みの即戦力を探している」
と連絡があり、面接を受けたら合格。

時代はディスコからクラブへの過渡期で、
当時の豊島先生は夜な夜な出かけてはクラブ・カルチャーにどっぷりハマっていたとのこと。

本物のジュリアナ見たかったなぁ( ・∇・)
大人になったらここに行くんだろうなって当時の私は勝手に思ってたよ。♪( ´θ`)

それから「ハイパーソニック」が
「ファストフォワード」に名前を変えて東高円寺に移転する。

この会社でまだ設立したばかりのavex と一緒に仕事をするようになり、
ユーロビートからレゲエ・ハウス・エレクトロと
ありとあらゆるダンスミュージックの制作に携わっていきました。

この頃、途中入社してきたのが安室奈美恵作品などで有名なT-KURAで、
のちに一緒に音楽制作会社レイズを設立します。

当時は毎月4~5曲のカバー・アレンジ、黒人ヴォーカルのレコーディングがノルマで
トータルでなんと250~300曲ぐらい作っていたとのことです!

ここで豊島先生は音楽力をものすごく鍛えられたとおっしゃってました。

やはり現場に入らないと本物の実践力は身につかないということですね!!

 

「ハイパーソニック」「ファストフォワード」所属時代の主に使用してきた機材:

PC-98 Come On Music(DTM・シーケンサーソフト)
ATARI CUBASE(DTM・シーケンサーソフト)(https://www.youtube.com/watch?v=rPXAVGizQSY&t=93s
Roland JD800(シンセサイザー)(https://youtu.be/yiSmi-84aCg)
AKAI S6000 (サンプラー)(https://youtu.be/miPspU9Xrog
KORG Wave Station(シンセサイザー)(https://youtu.be/JWjGIaQZVvI)

懐かしい( ´ ▽ ` ) JD800のピアノ音色は本当に好きだったなぁ。
当時のプロの方々にとっては必須な機材でしたね☆

その後、約5年で「ファストフォワード」を退社し、
T-KURAと「レイズ」を中目黒に設立。

この頃に初めて本格的に邦楽アーティストたちを手掛けたとのこと。

宇多田ヒカル、MISIAなど「J-R&B」ブームが起き、
そのシーンの真っ只中にいたおかげで
ケミストリーや平井堅などのメジャーなアーティストたちとも仕事をするようになりました。

4年後「レイズ」をクローズし
フリーの作曲・編曲家として活動を始め、現在に至る。

豊島先生の活動はこのように、ディスコミュージックから
J-R&Bへのアーティスト楽曲提供へと変化していったんですね!!

以上が豊島先生が過去に使用してきた機材の紹介でした。

その時代に出来た機材が、時代の音色を作っているんですね!!
こういったのを知るのも大事なことなんですよ(⌒▽⌒)

 

CD

豊島先生が手掛けた過去の作品

盾

トリプルミリオンを達成の記念トロフィー

豊島先生

ヒット曲の極意を熱弁する豊島講師

次に豊島先生流 楽曲制作のコツなどを解説してもらいました。

1.お題をもらう

作曲家は基本、クライアントから依頼を受けて楽曲制作をします。
どんな制作依頼もまずは「お題」を受けるところからスタートです。

たま~にコンペでお題もなく、
自信のある楽曲を書いてきて!なんて言われることがあるんですが、
実はそういった依頼には作曲家たちはとても困っているのよ~~(⌒-⌒; )

2.連想ゲームする

ここがすごく大事です。
そのお題に対して自分が想像できうる全てのものをありったけ挙げます。

たくさん挙げることができれば
そのお題に対してかなり具体的なイメージができていると言っても良いでしょう!

小説や絵、映画や思い出など、
とにかく関連するものを次から次へと挙げていくそうです。

つまり5感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)をフルに使うということです!

例:「クリスマス」がテーマとしたら(豊島先生イメージ)
ケンタッキーフライドチキン、竹内まりや、山下達郎、クリスマスイブ(楽曲)、聖歌隊、キャンドル…etc

「脈絡がなくてもいいから
とにかくたくさん挙げてかき集めよう!」とのこと。

セミナー中は上記以外にもたくさんのアイディアが次々と浮かんでいました。
豊島先生って本当に想像力が豊かな方なんだなぁ!って尊敬しちゃいました!! 

私も「クリスマス」で連想してみました!
ぼっち、一人カップラーメン、残業、嫉妬、咽び泣く…etc

どう?共感できる?♪(´ε` )

3.寝かせる

ここで1度、楽曲から離れます。
一旦、冷静になることが大事なんですよね。

締め切りなどで大人の都合があるというものの、豊島先生は基本2、3日はアイデアを寝かせるそうです。
そうすると先ほど集めたイメージについて
良いか悪いかが客観的に判断できるようになってくるんだとか!

いつも締め切りに追われている私にも、この大人の余裕が欲しいなぁ( ・∇・)

4.まずはサビ頭を考える

曲作りの順序は人それぞれ違うので、これが必ずしも正解ではないとのこと。
頭から順々に作っていく人もいます。

ただ豊島先生はこのやり方が一番しっくりくるそうです。

「サビは曲の一番大事な箇所で、Aメロから作っていくとその流れで作るしかない!
しかし、サビからだと全く制約のない状態からメロディを作れる!曲作りでまず優先すべきはベストなサビを作ること!

豊島先生の楽曲に対するひた向きな情熱を感じた一言でした。

作曲って"自分の中の音のイメージを、いかに深く理解しているか"が
とても大事だと思います。

すご~~~く感銘を受けました!!

5.Aメロ(歌い出し)~Introを順々に考えていく

サビを作ったら→Aメロを作り→Introを作るとのことです!
豊島先生はこの順番が作曲における重要な要素だとおっしゃっていました。

実は、ここまで出来れば楽曲の9割は出来たも同然なんです。なぜか?

それはサビを作る、Aメロを作る、Introを作るという作業は
「0から1を作る作業」
だからです。

それ以外は1から10にしていく作業だと。

豊島先生いわく、
1から10にしていくのは簡単ですが、0から1を生み出すのが本当に大変だとのこと。

BメロなんかはAメロの流れを引き継いで作っているので、
1から10の作業なんだそうです。

言われてみれば確かに..、
最初のきっかけさえ出来てしまえば、後はその勢いや流れで作れちゃいますからね。
作曲家はみんな0から1を生むのに苦労してるんですね~。

これを意識して作曲していると違うんだろうなぁ~。

私はいつも0(ゼロ)男!。
健康志向で飲むビールも糖質0!
ヨーグルトも脂肪0!
麦茶のカフェインO!

1を生み出す男になりたいのぉ( ´Д`)

ここまで豊島先生の楽曲制作における重要なポイントを大まかに紹介していきました。
参考になりましたでしょうか?

6.仮歌を入れる

カラオケが出来たら仮歌を入れます。
仮歌を入れる際には楽曲のイメージにピッタリ合うシンガーを選びます。

このシンガー選びで相手に伝わる楽曲イメージが変わってきてしまうので、
豊島先生はここでもかなり慎重になるとのこと。

実際にシンガーに歌わせてみて、歌詞とメロディーのハマり具合にも注意されているそうです。

作曲家はたとえ歌詞が書けなくても、ここを積極的に考えていくべきだというのが豊島先生のアドバイスでした。

私は昭和歌謡の「飲んで飲まれて」系の歌詞にじ~んと心が染み渡るのだ!!( ´∀`)
皆さんはどう?何か好きな歌詞ある??

7.仕上げ(最後まで時間がある限りこだわる)

仮歌まで入れたら最後の仕上げに入ります。
音のバランスをとる、ミックスやマスタリングは勿論のこと、
仮歌を入れて再びアレンジをし直す事もあるんだとか。

大事なので時間ギリギリまでこだわるということです!
それが豊島先生の今回のテーマである「最大限いいものを作りたい!!」

まさにこれです!常にこの意識があるからこそ、
現在でも作曲家として最前線で活躍されているのだと思います。

このモチベーションはすごく大事だなと私も感じました。
1曲、2曲なら保てるかもしれません。
しかし、何百曲作っても同じモチベーションでいられることは並大抵のことではありません。

プロってこういうことなんですね!!

以上が楽曲制作の手順ですが、
この話の間に豊島先生がず~っと力説していたのが

 

構成力!つまり楽曲の形

なんです。ここにプロとアマの楽曲作りの差がすごく出てくるとのこと。

今回は豊島先生が編曲を担当された楽曲をサンプルに、楽曲の構成を丁寧に解説していただきました。
すごく細かい箇所まで気を配られているのを見て、参加者の皆さんにとっては刺激的だったでしょうね。

今回のポイントはAメロが1回しか出てこなったことです。
普通ならついつい2コーラス目にもAメロを入れちゃいがちですが、それをあえて入れない。
これは斬新でしたね!現代の人々のタイム感などについても色々と話されていました。
今は昔より長い時間の曲が少なくなってきているんだとか。

最近は皆さんせっかちなのかなぁ( ´ ▽ ` )。

以上が豊島先生流の楽曲制作についてでした!

ここでセミナー参加者に向けて、今後作曲をやっていくにあたり、豊島先生が大切だとお話されたことをまとめますね。

1.やはり作曲理論は知らないといけない

スポーツを例えに出して話してくださいました。
最低限のルールを知らないと、競技そのものを行うことすら出来ない。
これは音楽も全く同じ。

2.常に最新の研究を続け中身を入れていく

これもとても大事なことです。音楽は常に進化しています。
その進化に合わせて色々なテクニックが次々と生まれています。
それを自分自身でどんどん吸収していかないといけないとのこと。
まさに時代を築いたトップ作曲家ならではの言葉ですな!!

最後に、プロの作曲家を目指す方にもアドバイスをいただきました。

「今は手頃な値段で機材が揃えられて、作曲というものが誰にも身近になった時代です。
大事なのは自分で考え、自分で音を探し、自分からどんどん情報を集めに行く情熱。
さらに3年前の自分が何をやっていたかを振り返ること・・・今の自分の姿は3年前に自分の行ってきたことの結果である。」

まさに正論ですね。
私は豊島先生のお話を聞いていて「イタタタ・・・」って自分の胸に突き刺さって、
これからもさらに精進していこうって思いました!(⌒▽⌒)
(周りから本当か?って言われそう・・・俺はやるぜぃ!!うほほぃ~🎵)

今回の豊島先生セミナーは本当に深いお話がたくさん聞けた良いセミナーでした。
名言もたくさん入り、心に残る楽しい時間でした。

豊島先生は現在、ミュージックスクールWOODで作曲・DTMの個人レッスンを担当されていらっしゃいます。
是非、レッスンをご受講してみてはいかがでしょうか。
最前線の音楽テクニックは勿論のこと、人生の哲学も学べます!!

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
今後もWOODではこのようなセミナーをどんどん開催していき、
皆様の作曲ライフのお役に立てるように頑張ります。
ご期待ください!

■ 作曲、DTMなどを担当
「今はインターネットで検索すれば簡単に情報が手に入ります。DTMの進化はPCの中で自分だけのバンドを持つ事を可能にしました。音楽を作るハードルはすごく下がってきましたよね。でも、いざ曲を作ろうとすると思う様に出来ずに戸惑っている方も多いのでは? それは手に入れた「情報」や「道具」を使いこなす「知恵」がまだ欠けているから。僕はそれを皆さんにお伝えしたいです。 一緒にやりましょう!音楽は楽しいですよ!!」

■ Profile ■
J-R&B系クリエイターとしてデビュー。編曲・リミックスでは「Maestro-T」で活動。ダンスミュージックをベースにしたメロディアスなポップス及びバラードを得意とする。CHEMISTRY に提供した3rd シングル「You Go Your Way」は、その年の紅白歌合戦で歌われ瞬間最高視聴率を記録。またこの曲を含む1stアルバムはトリプル・ミリオンを達成した。以降、多くのメジャーアーティストに作品を提供し続けている。
《主な楽曲提供アーティスト》
CHEMISTRY・JUJU・鈴木雅之・平井堅・三浦大知・ジャニーズWEST・Flower・Happiness 他

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